「麻生降ろし」の機先制す
麻生太郎首相が衆院解散を決断した。安倍晋三元首相、福田康夫前首相が相次いで1年で退陣後、首相は景気対策を進めながら解散時期を探っていたが、12日の東京都議選惨敗で「麻生降ろし」が加速しかねないと決断した。次期衆院選は、民主党が鳩山由紀夫代表就任後の一連の地方選の勢いを維持して政権を奪取するか、自民党が政権の座を維持するかが問われる「政権選択選挙」となる。
麻生内閣は昨年9月の発足後、首相の「舌禍」などで内閣支持率が低迷。昨秋からの世界的な金融危機で景気が急速に冷え込む中、「政局より政策」と訴え、解散を先送りしてきた。
今年5月には、歳出総額が過去最大の約14兆円に上る平成21年度補正予算案を成立させるなど、経済対策を最優先させる姿勢を鮮烈に国民にアピール。海賊対処法、消費者庁設置関連法といった重要法案を次々と成立させた。
にもかかわらず、内閣支持率は低迷したまま。首相は7月初め、党人事・内閣改造を模索したが、自民党内の反対で断念に追い込まれた。12日投開票の東京都議選で惨敗し、首相は「麻生降ろし」の機先を制する形で解散に踏み切ることを決めたが、極めて厳しい選挙戦となる。
一方の民主党は18年4月の小沢一郎代表就任後、選挙最優先の党運営を確立。19年の参院選で勝利して「参院第一党」の地位を占め、安倍内閣、福田内閣を退陣に追い込んだ。しかし、今年3月、西松建設の違法献金事件で秘書が逮捕・起訴されたことから、小沢氏の求心力が一気に低下。世論調査では7割前後が小沢氏の代表辞任を求めるという厳しい逆風にさらされた。
小沢氏は5月、事件の責任をとる形で辞任。鳩山氏が後任に決まると、民主党は再び政党支持率で自民党を上回るようになった。「少なくとも比較第一党」(鳩山氏)の議席獲得による政権交代を目指すが、鳩山氏も政治資金をめぐり虚偽記載問題が浮上している。
選挙区は、大半が自民と民主両党の事実上の一騎打ちになる見通し。選挙区での大量の議席獲得が難しい公明、共産、社民、国民新、新党日本などは比例代表(定数180)での議席増を中心に党勢拡大を図る。
(2009年7月13日 産経新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090713-00000074-san-pol
首都決戦から解散総選挙へ−−。東京都議選の民主圧勝、自民惨敗から一夜明けた13日、麻生首相の衆院解散決断というニュースが駆けめぐった。
自民党の国会議員の間では「大逆風」「戦えない」という悲鳴も漏れ、政権交代への「足がかり」を得て波に乗る民主党の議員や立候補予定者らは「慢心が怖い」としながらも、総選挙を見据えて朝から活発に動きだした。
「8月30日投開票」が浮上した13日午後、官邸で政府与党連絡会議に出席した閣僚や与党幹部らは100人以上の報道陣にもみくちゃにされた。舛添要一厚生労働相はみけんにしわを寄せ、報道陣の問いかけを振り切るように車に乗った。
麻生首相と面会した島村宜伸衆院議員は、「21日の週に解散」と述べた上で、「総理は非常に冷静です」。佐藤勉総務相は、解散に踏み切る真意を問われると、「それは法案を通すっていうことでしょう」と笑みを浮かべてみせた。
解散決定の一報に、民主の衆院選立候補予定者らは色めき立った。東京13区から出馬予定の新人の平山泰朗さん(37)は、「ぶれまくっていた麻生さんが最後に筋を通してくれた。ありがたい」と皮肉交じりに歓迎。「民主党にいい流れになっており、いよいよやるぞという気持ちだ」と話した。
鳩山由紀夫代表はこの日朝、グレーのスーツにストライプのネクタイ姿で党本部に登場。笑みはまったく浮かべず、報道陣に「気が緩むと一気にやられてしまう。勝って兜(かぶと)の緒をしめねば」と厳しい表情を貫いた。
一方、自民議員らからは不満や怒りの声もあがった。平沢勝栄衆院議員は「事実上の任期満了選挙で、解散権を行使するとはいえない。麻生首相は昨秋から決断するチャンスをことごとく逃してきた」とタイミングの悪さを批判した。
東京18区で菅直人・民主党代表代行と対決することになる土屋正忠衆院議員は、「待っていたという感じ。自民党に逆風が吹こうが吹くまいが、政権政党としてこれまでやってきた経済対策や郵政民営化などの実績を有権者に訴えるだけだ。審判を楽しみにしている」と強気を見せた。
都議選で大敗した自民党の都議からも、怒りの声が上がった。ある都議は「国民は自分の1票で政治が大きく変わることを知った。もっと強い逆風が吹き、自民は壊滅的な敗北を喫するだろう。首相に解散戦略があったのかどうか、今となっては疑問だ。自民は最悪の選択をした」と憤った。
(2009年7月13日 読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090713-00000632-yom-pol
野党4党
民主、共産、社民、国民新の野党4党は13日午後、衆院に麻生内閣に対する不信任決議案、参院に麻生太郎首相の問責決議案を、それぞれ共同提出した。4党は提出を受けて一切の法案審議を拒否し、首相に直ちに衆院を解散するよう求める方針。野党としては、与党が主導権を握る衆院で不信任案が採決されるのを見極め、その結果を踏まえた上で、参院での問責案採決に踏み切る考えだ。
民主党の岡田克也幹事長は不信任案提出に先立ち、首相が21日にも衆院を解散する意向を表明したことについて「東京都議選の結果を見ても、国民は民意を問えと言っている。どうせ解散するなら、直ちに解散すればいい」と述べた。
(2009年7月13日 時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090713-00000078-jij-pol
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ま、麻生降ろしを抑える見通しが立ったか。
今年は、選挙の夏ですね。
麻生総理とすれば、都議選の結果をうけてすぐに解散という意志はあったとも言われていますね。
当然、公明党の反対もあるでしょうし、強引に決行するとなると閣僚のなかに解散の署名をしないと言いだす者がいるかもしれない。
ま、一応、21日以降の解散という線で落ち着いたのでしょうが、さて、もう一波乱あるのか。
しかし、自民党内部の混乱はうんざりしますね。
メディアの作為もありますし、求心力といえばそれまでですが、この現状をつくったのは麻生だけのせいじゃないことは、国民も解っている。
さて、いろいろな面で関心高き選挙になりそうですが、
その結果の次は、政界再編ですかねぇ・・・・(▼∇▼)
それに、自民党内でも麻生さんばかり責めているように感じますが、
そうなんでしょうか?
むしろ、そういう足が地につかない党内の右往左往がとても醜いし、
うんざりしてくるんですよね。
勘違いしてしまった東国原知事の出番もなくなりましたねw
でも、さすがは師匠たけし、いい落とし方というか、
うまい収めのきっかけを作ってやりました。
なかなか鋭くみていらっしゃる(笑)
もともとマスゴミは、重箱の隅を突いてでも権力を叩き、
追い詰めることが正義だと勘違いした輩が多いのですが、
今回は政権交代を意図した偏向報道乱舞のムードに押し切られた感は否めないでしょうね。
民主党を支持というより、いまは反自民ということでしょう。
また、ご指摘のように、問題なのは自民党内の腰の据わらない右往左往。
いまの状態は、決して麻生だけの問題ではない。
そういうところが国民の不安を煽る。
まあ、このままでいけば政権交代ということになるかもしれませんが、
それもまたよし。
自民党も野に下り、真摯に考える必要がある。
民主党が政権を獲ったとしても、
おそらく長続きはしないでしょう・・・・(▼∇▼)
日々の暑さも加わり、この状況もけだるい。
東国原知事も当初の「カマシ」はまだしも、
その後の発言は重なれば重なるほど逆風になりましたね。
仰るとおり、師匠たけしの救いの一言がなければ、収めどころを誤ったでしょうね。
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