2009年01月14日

「江東区潮見女性殺害切断」裁判(2)

「江東区潮見女性殺害切断」
星島貴徳被告 東京地裁第2回公判

東京都江東区のマンションで、2軒隣に住む会社員の東城瑠理香さん=当時(23)=を殺害して遺体をバラバラにし、トイレに流すなどしたとして、殺人、死体損壊、死体遺棄など5つの罪に問われた、星島貴徳被告(34)に対する第2回公判が14日午後1時半、東京地裁104号法廷で始まった。東城さんの行方がマンション内で忽然と消えたことから「神隠し殺人」と呼ばれたこの事件は、13日の初公判に続いて2日連続の開廷となる。

初公判では星島被告が「違っていることはございません。その通りです」全面的に起訴事実を認め犯行の事実関係について検察側と被告側で争いはない。このため、最大の争点としてクローズアップされているのは量刑だ。

検察側は、初公判では殺害や遺体解体といった生々しい犯行場面についてほとんど質問しなかった。だが、犯行の悪質さを立証するため、今後は「死体の頭から髪の毛を切り取り、耳や鼻、唇を切り取りました。さらに目玉をえぐって取り出し、いずれも下水道管に流しました」(検察側の冒頭陳述)といった猟奇的な状況を、星島被告の言葉で再現することを目指すと考えられる。

傍聴席にはこの日も、東城さんの遺族とみられる10人ほどが前列に座った。開廷直前に入廷した星島被告は前日と同様、黒いタートルネックに黒いズボン姿で、遺族の方には視線を向けずに下を向いたまま。不自然さを感じるほどゆっくりとした動きで証言席に腰かけた。

20081004-01

◆暗い部屋、被害者転がしたまま無音でAV…そこへノック
(略)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090114/trl0901141501003-n1.htm
◆月給50万円 自分の“将来”守るため殺害
(略)
自分の“将来”のために何の関係もない瑠理香さんの将来を奪った星島被告。検察官は星島被告が「失う」と思ったものは何だったのか、詳しく聞き出していく。

検察官 「逮捕されると何を失うのですか」
星島被告 「私の将来だと思います」
検察官 「生活は?」
星島被告 「それもです」
検察官 「あなたの将来とは?」
星島被告 「住む場所と仕事と…(数秒間だまりこむ)それなりに贅沢に暮らしている生活だと思います」
検察官 「給料は当時、どれくらいもらっていましたか」
星島被告 「手取りで50万円です」
検察官 「貯金はありましたか」
星島被告 「いいえ」
検察官 「50万円をすべて使っていたのですか」
星島被告 「そうだと思います」

派遣社員をしていた星島被告だが、会社では有能だったのか、高い給料をもらっていた。

検察官 「失うのは体面もあったのではないですか」
星島被告 「考えたと思います。今思えば、体面と言っても地位も名誉もありませんでした」
検察官 「当時はそう思ったのですか」
星島被告 「そんなもの(地位や名誉)があると思っていたのだと思います」
検察官 「タクシーで通勤していましたが、なぜですか」
星島被告 「電車に乗るのが嫌だったからです」
検察官 「なぜですか」
星島被告 「マナーの悪い人間がいたり、遅刻の可能性もあり、不愉快で一杯でした」
検察官 「他人と一緒にいるのが不快なのですか」
星島被告 「はい」
検察官 「タクシーを使って出勤することは、あなたに何を与えましたか」
星島被告 「優越感だと思います」
検察官 「ステータスを感じたということですか」
星島被告 「人には自慢できることだと思います。(逮捕されることで)そういうのもなくなると思いました」
検察官 「逮捕されると人生はどうなると思いましたか」
星島被告 「生きる意味がなくなると思いました。今思えば、すでに生きる意味はなくて生き甲斐が欲しくて瑠理香さん、女性を襲ったというのが確かだと思います」

星島被告はこれまでにない大きな声で吐き捨てるように語った。検察官の質問に星島被告はさらに語気を強めていく。

検察官 「生活を失うと生きる意味がなくなるのですか」
星島被告 「はい。自分が女性を拉致し乱暴目的で連れ去って…そんな前科をとても恐れていました」
検察官 「前科を恐れていたのですか」
星島被告 「後ろ指を指される人生が嫌でした」

検察官は質問を少し変え、星島被告が逮捕されずに東城さんを解放するという選択肢を考えていなかったことについて質問していく。

検察官 「逮捕されずに済む方法は考えませんでしたか」
星島被告 「考えました」
検察官 「例えば?」
星島被告 「瑠理香さんと付き合っていることにして、痴話げんかで殴ったということにしようと考えました。ただ、瑠理香さんが口裏を合わせなければならず、とてもできないと思いました」
検察官 「なぜ口裏を合わせてくれないと考えたのですか」
星島被告 「見ず知らずの男に殴られて、その男の言うことを聞くと思えませんでした」
検察官 「東城さんに許してくれるよう頼もうとは思いましたか」
星島被告 「思いませんでした。許してくれる訳がないと思いました」
検察官 「他に逮捕されずに済む方法は考えましたか」
星島被告 「考えませんでした」
検察官 「東城さんを生きたまま隠すことは?」
星島被告 「無理です」
検察官 「(部屋の)スペース的にですか」
星島被告 「空間もそうですが、瑠理香さんが静かにしている保証は何もないからです」
検察官 「その結果、どうしようと思いましたか」
星島被告 「痕跡を消すため、警察に見つからないようバラバラにして小さくして隠すことを考えました。そのためには、瑠理香さんを殺さなければと思い、確実に殺すために失血死させようと思いました」

贅沢な生活を守るために瑠理香さんの殺害を決意した星島被告。検察官はこの後、具体的な殺害方法について質問をしていく。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090114/trl0901141518004-n1.htm

◆東城さんは「逮捕される証拠、邪魔な存在、消さなければいけない存在」
検察側は、拉致した東城瑠理香さんを殺害してバラバラにしようと考えた星島貴徳被告の心の変遷について証言を求めた。星島被告は小声で淡々とした口調ながら、東城さんの殺害に至った心理を語り始めた。

検察官 「バラバラにして、いったんは遺体を隠そうと思ったのは、何のためですか」
星島被告 「警察に見つからないようにするためです」
検察官 「その時点では、隠した遺体をどうしようと思っていましたか」
星島被告 「カバンか何かに入れて、遠くに捨てるつもりでした」
検察官 「殺してバラバラにすることで、あなたの人生はどうなると思いましたか」
星島被告 「もとのように暮らしていけると思いました」
検察官 「918号室に戻って、バラバラにすると決めるまで、何分くらいかかりましたか」
星島被告 「20分ほど。(平成20年4月18日の)午後11時ごろに決めて、それで殺害したと思います」
検察官 「バラバラにする道具は事前に用意していたのですか」
星島被告 「いいえ、偶然ありました」
検察官 「どのようなものを使えば、バラバラにできる思いましたか」
星島被告 「ノコギリで骨を切って、バラバラにできると思いました」
検察官 「東城さんに抵抗される可能性はあると思いましたか」
星島被告 「なかったと思います」
検察官 「『東城さんはかわいそう』と考えましたか」
星島被告 「考えていません。自分のことだけでした」

訥々と証言する星島被告。傍聴席から向かって右の女性裁判官は、星島被告の身勝手な証言を聞いたからだろうか、顔をしかめながらメモを取っている。

検察官 「その理由を聞きます。あなたは、何のために東城さんを拉致しましたか」
星島被告 「性奴隷にするためです」
検察官 「東城さんについて、知っていることはありましたか」
星島被告 「ありません」
検察官 「東城さんの個性や人格について、どう思っていましたか」
星島被告 「何も考えてません」
検察官 「被害者の苦しみ、遺族の悲しみは考えなかったですか」
星島被告 「はい」

検察官は星島被告を諭すように言葉を続ける。

検察官 「他方、あなたは世の中で何が一番大事だと思っていましたか」
星島被告 「(少し考えて)自分、だと思います」
検察官 「(4月18日午後11時ごろの)当時、東城さんの存在は、どういうものだと思っていましたか」
星島被告 「自分が逮捕される証拠、邪魔な存在、消さなければいけない存在だと思いました」
検察官 「仮に4月18日、捜査が始まっていなければ、違う結果になっていたと思いますか」
星島被告 「違うと思います」
検察官 「どうなっていましたか」
星島被告 「殺してはいないんじゃないかと思います。脅迫する材料を見つけて、口止めして、もとの生活に戻っていたということもあったかと思います」
検察官 「口止めと言いますが、東城さんはあなたの言うことを聞くと思いましたか」
星島被告 「それはわかりませんが、警察が来なければ、殺すようなことは絶対に避けていたと思います」

星島被告は珍しく、大きな声で訴えた。当初はあくまで乱暴が目的であり、計画性がなかったということを強調したいのだろうか。しかし検察官から、口止めがうまくいかなかった場合を尋ねられると、「やはり殺す可能性はあったかもしれません」と、すぐさま証言を翻した。

検察官 「あなたは、東城さんをどうやって殺そうと決めたのですか」
星島被告 「血が流れると思い、首を包丁で刺そうと思いました」
検察官 「あなたは、首は人間にとってどういう部分だと思っていましたか」
星島被告 「脳に血を流す一番重要なところだと思っていました。心臓は場所がよくわからないのと、前に『完全自殺マニュアル』を読んで、心臓は1度や2度刺しただけでは、なかなか死なないと書いてあったので、そういったことが頭をよぎって、首を切るという方法を選んで、実行しました」

「完全自殺マニュアル」とはさまざまな自殺の方法を紹介した本。平成5年に発売されると100万部を超えるベストセラーになったが、青少年に悪影響を及ぼすなどの批判も多く、物議を醸したことで知られる。星島被告は勾留(こうりゅう)中に自殺を試みたことが明らかになっているが、以前から「自殺願望」があったのだろうか。

検察官 「首を絞めることは考えなかったのですか」
星島被告 「息を吹き返す可能性はゼロではないと思いました」
検察官 「首なら1回で殺せると、そう考えたことはありましたか」
星島被告 「あると思います。2度も3度も刺したくありませんでした」
検察官 「殺すための道具は何を使おうと考えましたか」
星島被告「(東城さんが住んでいた)916号室から持ってきた包丁を使おうと思いました。自分のは使いたくなかった」
検察官 「それは、なぜ?」
星島被告 「自分の道具を人殺しに使いたくなかった。殺してバラバラにして証拠をなくして、もとの生活に戻ろうと思っていました」

あまりにも身勝手な証言を聞くことに耐えきれなくなったのだろうか、傍聴席右側の遺族とみられる女性が、この瞬間、嗚咽を漏らした。星島被告はかまわず証言を続け、いよいよ東城さんを殺害する瞬間に移っていった。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090114/trl0901141534005-n1.htm
※ つづき(下段へ)↓

20081004-02

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星島貴徳「江東区潮見女性殺害切断」
「江東区潮見女性殺害切断」裁判(1)
【続報】
「江東区潮見女性殺害切断」裁判(3・A)
「江東区潮見女性殺害切断」裁判(3・B)
・「江東区潮見女性殺害切断」裁判(4)
「江東区潮見女性殺害切断」裁判(5)
「江東区潮見女性殺害切断」死刑求刑
星島貴徳被告に無期懲役判決

◆刺した後、腰と太ももを押さえながら「早く、早く」
法廷の両壁面に設置された大型モニターには、目隠しをされ、体を縛られた東城瑠理香さんがエアマットの上に寝かされている様子が映し出された。瑠理香さんが横たわるエアベッドの脇の椅子(いす)には星島被告が座っており、机に設置されたモニターをみている…。警察の実況見分で、星島被告が東城さんを殺害する直前の様子を再現したものだ。

検察官 「モニターの写真の体勢から、あなたは立ち上がって、首を刺すと決め、首から血が出ると思い、クローゼットからタオルを持ってきた。その後、机に置いていた包丁を左手に持ち、寝ている東城さんの近くに行ったのですね」
星島被告 「はい」
検察官 「クローゼットに取りに行ったのはフェースタオルと言っていいのですね。血が出ると何がまずいのですか」
星島被告 「部屋に血が飛び散って証拠が増えてしまう。それを避けるためです」
検察官 「916号室から持ってきた包丁は、あなたの机の上に置いたのですね」
星島被告 「はい」

検察官が証拠品の包丁を右手に持ち、高く持ち上げる。

検察官 「昨日の(東城さんの)お姉さんの証言で出てきたのは、これと同じものですね」
星島被告 「はい…」
検察官 「はい、でいいですか」
星島被告 「はい…」

検察官は、前日の東城さんの姉に対する証人尋問で、キッチンから無くなっていたとされる包丁を示した。

検察官 「フェースタオルを取った後、東城さんに近づいていくとどんな様子でしたか」
星島被告 「変わったところはありませんでした」
検察官 「タオルは口に入れたままですね」
星島被告 「はい」
検察官 「息は」
星島被告 「少しあがっていたと思います」
検察官 「前触れなく刺すつもりだったんですね」
星島被告 「はい」
検察官 「なぜですか」
星島被告 「叫ばれたり、抵抗されたり、そういったことが恐ろしかった。悟られる前に包丁で刺した」
検察官 「刺すと決めてから、立ち上がるまでどのくらいの時間がありましたか」
星島被告 「正確には分かりませんが、短かったと思います」
検察官 「クローゼットに行って刺すまで1分もかかっていなかった、といっていいですか」
星島被告 「はい」
検察官 「フェースタオルはどこにかけたのですか」
星島被告 「瑠理香さんのあごの左側のあたりから左側の首のあたりまで…。これから刺すところに血が飛び散るのを避けるためにかけました」
検察官 「包丁は左手に持ったのですね」
星島被告 「はい」
検察官 「このような持ち方でいいのですね」

大型モニターに包丁を持った手の絵が映し出される。

検察官 「(刺すときに)右手で頭を押さえたのは、頭と首を固定するためですか」
星島被告 「そこまで考えていませんでした…。叫ばれないように…」

大型モニターに星島被告が東城さんを刺すときの実況見分の写真が映し出される。片方のひざをベッドに、もう片方を床に付け、東城さんの首に包丁を突きつけている。続いて、首の部分に包丁が刺さった絵が示された。遺族とみられる女性の傍聴人が嗚咽をあげた。もう、見ていられなかったのだろう。

検察官 「この絵の位置で間違いないですか」
星島被告 「はい」
検察官 「刺す直前、包丁の先と首はどのくらい離れていましたか」
星島被告 「5センチもなかったと思います」
検察官 「刺すと、あなたはどうしましたか」
星島被告 「体重をかけるように、首の奥へと刺していきました」
検察官 「刺すと左手にどんな手応えがありましたか」
星島被告 「硬い筋のようなものが…。左手に伝わってきました」
検察官 「別の表現ではどんな感触?」
星島被告 「ブチブチと切れる感触。首の筋、首の筋肉、血管が切り裂かれている感じがした」

殺害の瞬間を執拗に追求する検察官。殺害の残虐性を示す一方、遺族とみられる女性ははなをすすり上げ、肩を震わせていた。

検察官 「包丁はすっと、どこまでも入っていったのですか」
星島被告 「深く刺したと思います。首の筋肉で包丁が締め付けられるような感覚があり、そこで包丁が止まってしまって…」
検察官 「どのくらいのところで止まった?」
星島被告 「はっきりと覚えていませんが、取り調べで7、8センチといっていたので、それで間違いないと思います」
検察官 「以前、ゼラチンを使った実験では8・3センチ刺したということでしたが、間違いないですか」
星島被告 「はい」
検察官 「刺した瞬間、東城さんはどうなりましたか」
星島被告 「うめき声をあげたと思います」
検察官 「どんな?」

検察官はここで語気を強めた。

星島被告 「『ぐうっ』という低い声だったと思います…」

星島被告は、東城さんが暴れることを恐れ、腰と太もものあたりを押さえつけた…。

検察官 「(東城さんを)押さえつけていたとき、あなたは何を考えていたのですか」
星島被告 「早く死んでください。早く死んでくれるように…。それだけを考えていました」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090114/trl0901141554006-n1.htm

◆包丁抜いて5分、弱まる呼吸…血を拭いたタオルは浴室で洗う
無理やり、連れてきた東城瑠理香さんを警察に捕まる可能性のある『邪魔な証拠』として、ためらうことなく一気に刺した星島貴徳被告。思わず耳を覆いたくなるような絶命までの場面の追及が続く。

星島被告は暴れ出したり、叫び声を上げるのを防ぐために首に包丁が刺さったままの東城さんの口をふさぎ、腕や腹を体で押さえつけていた。室内の電気は消したまま。星島被告の目には、苦しみに耐える東城さんがどのように映っていたのか。

検察官 「(東城さんの)腹やのど元はどのように動いていましたか」
星島被告 「まだ息をしていました」
検察官 「どのように?」
星島被告 「上下にゆっくりと呼吸するように胸を動かしていました」
検察官 「そのような状況が、どのくらい続きましたか」
星島被告 「5分ほど続いたと思います」

見知らぬ男に連れ去られた恐怖の中、いきなり包丁で刺された東城さんは刺されてから5分も苦痛に必死に耐えていた。その一方で、星島被告は何を考えていたのか。

検察官 「(刺してから)5分ほど(東城さんが)息をしているのを見て、あなたはどう考えましたか」
星島被告 「早く死なない焦りを感じていました。そして包丁が刺したままのことに気づき、包丁を抜けば早く血が流れて、早く死ぬと思いました」
検察官 「そして、どうしましたか?」
星島被告 「右手は口をふさいだままで、(東城さんの)体を起こさせて、左手で首の包丁を引き抜きました」
検察官 「引き抜くときに東城さんは、どういう反応でしたか」
星島被告 「少し体を震わせて、あごや首元がピクリとけいれんした後、動かなくなりました」

星島被告はまっすぐ前を向いているものの、耳を赤らめ、当時の場面を思いだしたくないのか、ゆっくりとためらうように検察官の質問に答えていく。

検察官 「包丁を抜いた後の血はどんな感じでしたか?」
星島被告 「血の流れる量が増えました」
検察官 「どれくらいの血の量でしたか」
星島被告 「7、8ミリから1センチくらいの幅だったと思います」

包丁を抜いた後、星島被告は東城さんを寝かせたエアマットの脇にその包丁を置いた。そして再び、東城さんが暴れるなどしないように元の体制で押さえつけに入ったという。

検察官 「(東城さんの)胸の鼓動はどうなりましたか」
星島被告 「だんだんと弱くなっていきました」
検察官 「その後、東城さんはどうなりましたか」
星島被告 「…。呼吸がとまり、胸の動きもなくなりました」
検察官 「包丁を抜いてからどれくらいの時間で胸の動きがなくなりましたか」
星島被告 「5分くらいだと思います」
検察官 「その間、あなたは何を考えていましたか」
星島被告 「『早く死んでください』『早く死んでくれ』と、それだけ考えていました」
検察官 「『早く死んでくれなければ、警察に捕まってしまう』と考えていたのですね」
星島被告 「はい」

星島被告は、東城さんの死亡を確認するために、すぐに手の脈をとるなどしたという。

検察官 「脈はありましたか」
星島被告 「ありませんでした」
検察官 「次にどこを確認しましたか?」
星島被告 「心臓のあたりを服の上から触り、鼓動がないことを確認し、次に口に入れていたタオルを取り出すと、口が開いたままで動かなくなっていたので死んだと思いました」
検察官 「あなたが東城さんを殺害したのは4月18日の何時ごろですか」
星島被告 「午後11時すぎだと思います」

星島被告は東城さんの死亡を確認した段階でようやく室内の明かりをつけたという。

星島被告 「…。(電気を)つける前とそんなに変わっていません。…。(首の血の跡も)たくさん血が流れていることは分かりましたが、色までは覚えていません」

何の感情もなさそうに答える星島被告に、検察官も思わず顔がゆがめ、追及の手を厳しくする。

検察官 「真っ赤かどうか分からないと?」
星島被告 「はい」
検察官 「あなたは、それから(東城さんを殺害した後)どうしましたか」
星島被告 「瑠理香さんをバラバラにするため、浴室に運ぼうと、持ち上げました」
検察官 「その前に何かしませんでしか。死体の下の血を処理したのではありませんか?」
星島被告 「そうかもしれません。そうしたと思います」
検察官 「死体の下の血をどのように処理したのですか」
星島被告 「クローゼットからバスタオルを2枚持ってきて、血を吸わせました」

バスタオルはすぐに血で染まったという。星島被告は浴室でそのバスタオルを洗い流した。血の跡はきれいに消えたという。
東城さんが生きていた痕跡を、ひとつずつ着実に消し始めた星島被告。あまりにも理不尽な証言に傍聴席の遺族は、おえつを漏らし続けた。20分の休憩を挟んで検察側は、遺体の処分の追及に入る。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090114/trl0901141622007-n1.htm

◆衣服は裁縫ハサミで切り裂いた…下着の色まで鮮明に記憶
約20分間の休憩を経て、法廷が再開した。黒いトレーナーに黒いズボン姿の星島貴徳被告は、青白い横顔を傍聴人に見せながら、静かに証言台に座った。

被告人質問の内容は、殺害後に東城瑠理香さんの遺体を浴室に運ぶ状況に移った。検察側の冒頭陳述によると、星島被告は、東城さんの死亡を確認すると、遺体を浴室内に運び入れ、衣服をはぎ取り、事件当日(平成20年4月18日)の午後11時50分ごろ、包丁2本とのこぎりを使って、死体の解体を始めたとされる。

検察官 「解体したのは918号室(星島被告の自宅)の浴室ですか」
星島被告 「はい」
検察官 「なぜ浴室にしたのですか」
星島被告 「血が流れるからです」
検察官 「最初はどう運ぼうとしたのですか」
星島被告 「ベッドで横になる瑠理香さんを持ち上げて…」
検察官 「実際に運べたのですか」
星島被告 「いいえ。力が足りず持ち上げられませんでした。ベッドごと動かしました」

ベッドとはエアベッドのこと。法廷の大型モニターには、東城さんの遺体をエアベッドごと動かした状況がイラストで再現されている。

星島被告 「東城さんを引っ張り上げ、少しずつ持ち上げてずらし、(浴室に)体が全部入るようにしましたが、浴室が狭く、足がはみ出しました」

大型モニターは浴室内の様子を再現した実況見分の写真に切り替わる。

検察官 「入らなかったというのは?」
星島被告 「足が入りませんでした。ひざは曲げたと思います」

大型モニターには、両足を曲げた東城さんが浴槽にもたれかかって座っている状況を示すイラストや写真が映し出された。

検察官 「ベッドはどうしたのですか」
星島被告 「少し戻しました」
検察官 「床の状況はどうでしたか」
星島被告 「ベッドから少し血がこぼれ、汚れていました。タオルでふきました」
検察官 「床の血をふき取ったということですね」
星島被告 「はい」
検察官 「服は?」
星島被告 「大きなハサミで切りました」
検察官 「なぜ、服を脱がさずに切ったのですか」
星島被告 「体を持ち上げて服を脱がすのは大変だと思ったからです」

大型モニターは、ハサミ一つを映した写真に切り替わった。取っ手が大きめの裁縫用のハサミだ。

検察官 「東城さんはどんな服を着ていましたか」
星島被告 「黒のコート、水色のブラジャー、黒いタイトスカート、赤色のパンツ…。毛糸のパンツだったと思います」
検察官 「ストッキングはありませんでしたか」
星島被告 「黒だったと思います」

星島被告は、下着の色まで詳述してみせた。

検察官 「切り取った衣服はゴミ捨て場に持っていったのですか」
星島被告 「いいえ」
検察官 「どうするつもりでしたか」
星島被告 「まだ考えていませんでした」
検察官 「ゴミ捨て場には捨てられないということですか」
星島被告 「はい」
検察官 「なぜですか。警察がゴミ捨て場をチェックすると考えたのですか」
星島被告 「そう思います」
検察官 「結局、衣服はどうしたのですか」
星島被告 「たまたま持っていたコンビニの袋に入れてしまいました」
検察官 「目隠しに使ったピンク色のジャージーは」
星島被告 「一緒にハサミで切りました」
検察官 「東城さんの顔から取り去ったのは、どの段階でしたか」
星島被告 「一番最後かと…」

ここで、法廷の映像が再び切り替わった。東城さんが浴槽にもたれかかった状況を示す手書きのイラストは、星島被告が書いたものだ。

検察官 「(東城さんを)全裸にしたときの状況を示す、あなたの絵ですね」
星島被告 「はい」
検察官 「どのくらいの時間を費やしたのですか」
星島被告 「10分くらいだったと思います」
検察官 「解体に使った道具は」
星島被告 「最初はのこぎりで切断しようとしましたが、刃を受け付けなかったので、切れ味の良い包丁を使い、骨をのこぎりで切ることにしました」
検察官 「なぜ、(東城さんが住んでいた)916号室の包丁を使わなかったのですか」
星島被告 「東城さんの首を刺したとき、切れ味が悪そうだったので…」

星島被告は、遺体をバラバラにするにあたり、あえて切れ味の良さそうな包丁を選んだという。検察の質問は遺体の解体作業の詳細に移る。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090114/trl0901141647008-n1.htm

◆「顔見るの怖くて」頭から…席はずす傍聴人も
男性検察官は、東城瑠理香さん殺害後の行動について聞いていく。裁判長の指示で、星島貴徳被告が証言台から後方の長いすへ移動すると、検察官は1本の包丁を手に、「これを見てください」と語りかけた。

検察官 「これが東城さんの死体を解体するときに使った、小さい方の包丁ですね」
星島被告 「そうです」
検察官 「これはいつごろ買いましたか」
星島被告 「はっきりとは覚えていませんが、1年半から2年くらい前です」
検察官 「これはもう要りませんね。裁判所、検察庁で処分していいですね」
星島被告 「はい」
検察官 「これは解体に使った、大きい方の包丁ですね」

検察官が別の包丁を取り出した。先ほどのものよりも一回り大きい。

検察官 「これもあなたのものですね。(小さい包丁と)2本を組にして買ったのですね」
星島被告 「はい」

傍聴席に見せるように検察官が右手を掲げると、包丁が照明を反射して鈍く光る。
続いて、解体に使ったのこぎりの刃についても同様に確認を終えると、裁判長が「では、元の席へ」と証言台に戻るように促した。星島被告がゆらりと立ち上がり、前のめりの姿勢のまま、証言台に座り直した。いよいよ、死体損壊についての質問だ。

検察官 「まず、東城さんの死体のどこを切りました」
星島被告 「頭を…。(胴体から)離すから、首を切りました」
検察官 「なぜ頭を切り離そうとしたのですか」
星島被告 「顔を見るのが怖かったからです」
検察官 「なぜ怖かったのですか」
星島被告 「…恨まれている。のろわれるような気がしました」
検察官 「東城さんがあなたのことをのろっているのは、どういう理由からだと思いましたか」
星島被告 「…私が殺したから」
検察官 「どういう理由で殺したのですか」
星島被告 「警察に捕まりたくない。それだけのことで…」

星島被告は机にうつろな視線を落としたまま、小さな声で答える。「それだけのことで」という言葉は、自分の行為への後悔のようでもあり、他人のことを話しているようにも聞こえる。

検察官 「首を切るときは、大小どちらの包丁を使いましたか」
星島被告 「小さい方です」
検察官 「どこにまず刺しましたか」
星島被告 「首の、肩寄りのところです。東城さんの右肩の方の首に突き刺しました」

ここで法廷内の大型モニターに、再現写真が映し出された。星島被告がマネキンの首に包丁を刺している。

検察官 「どうやって首の肉を切ったのですか」
星島被告 「深く刺して、首の骨にあたるところまで切り込みを入れました。(包丁を)前後に動かしながら、首の前の方へ切り口を広げていき、背中側の方も同じように広げていき、最後に私から見て向こう側になる、首の左側の方に包丁を入れ、首の回りを一周するように切り込みを入れました」
検察官 「切った場所の肉はどうなりましたか」
星島被告 「左右に筋肉が縮まりました」
検察官 「次はどうしましたか」
星島被告 「首の背中側にのこぎりをあてました」
検察官 「のこぎりの刃に骨がつまることはありましたか」
星島被告 「ありました」
検察官 「それは、どうしましたか」
星島被告 「シャワーで洗い流しました」
検察官 「頭部を取るのに、どのくらいの時間がかかりましたか」
星島被告 「30分くらいかかりました」

解体の手順を、よどみなく答えていく。

検察官 「とれた頭はどうしましたか」
星島被告 「ゴミ袋に…。その中に、頭のてっぺんが下になるように…」
検察官 「入れたんですね」
星島被告 「はい」
検察官 「どこをつかんだのですか」
星島被告 「首の骨をつかみました」
検察官 「切った場所の筋肉が縮まり、骨が飛び出していたのですね」
星島被告 「はい」
検察官 「東城さんはどんな表情でしたか」
星島被告 「…見ていません」

星島被告はこの後、頭部のなくなった遺体を浴室の奥に少し動かし、解体を続ける。

検察官 「次はどこを切りましたか」
星島被告 「右足。小さな包丁で足を一周するように切り込みを入れ、のこぎりをあてました」

モニターに浴室内の見取り図が表示される。浴槽の横には、頭のない遺体が描かれている。

検察官 「この図の矢印がついているところで、右足を切断したのですね」
星島被告 「はい」

遺族席のあたりからは、女性のこらえるような泣き声が聞こえる。

検察官 「切ったところの肉はどうなりましたか」
星島被告 「肉が縮まり、骨がよく見えました」

遺族とみられる女性が、男性に抱きかかえられるようにして法廷から出た。傍聴席にいた別の男女も、気分が悪そうに廊下に出る。

検察官 「肉はどんな色でしたか」
星島被告 「赤だったと思います」
検察官 「それからどうしましたか」
星島被告 「切り離した足を、よくすすぎました」

廊下で「わああ」と泣き叫ぶ女性の声が、法廷内に響く。傍聴席からもすすり泣きの音が聞こえる。

検察官 「肉の色は、筋肉だと思った肉は赤だったんですね」
星島被告 「はい」
検察官 「脂肪だと思った肉は何色でしたか」
星島被告 「黄色でした」
検察官 「右足を切り離すまでに、時間はどのくらいかかりましたか」
星島被告 「30分から40分くらいだと思います」
検察官 「その右足はどうしましたか」
星島被告 「浴槽の中に入れました」

再び、モニターに見取り図が表示される。浴槽の中に右足のイラストが描かれている。
この後、星島被告は同様の方法で、左足、左腕、右腕の順に遺体を解体。切り落とした部位を浴槽に次々と入れていったという。

検察官 「こうして、浴槽の中に足が2本、腕が2本、ということになったのですね」
星島被告 「そうです」
検察官 「切り口から血が出ることはありましたか」
星島被告 「ありました」
検察官 「流れた血はどうなりましたか」
星島被告 「そのまま、排水溝の中へ…」
検察官 「赤い筋のようになっていたのですね」
星島被告 「はい」
検察官 「その血はどうなったのですか」
星島被告 「シャワーで洗い流しました」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090114/trl0901141659009-n1.htm

◆「絶対に死刑だと思います」…突然、叫んだ星島被告
東城瑠理香さんを殺害した後、証拠隠滅のため遺体を損壊し始めた星島貴徳被告。損壊の一部始終が法廷で明らかになり、遺族とみられる傍聴人からはすすり泣く声も漏れた。突然、星島被告は法定内に響き渡る声で、不可解な主張を口に…。

星島被告 「絶対に死刑だと思います」
検察官 「質問されていないことに答えなくていい」

傍聴人だけでなく、質問を続ける男性検察官も一瞬、面食らった表情を見せたが、すぐさま鋭い眼光で星島被告をにらみ、低い声で注意した。20秒ほど時間を置き、検察官は捜査を始めた警察官と星島被告とのやりとりに質問を向けた。

検察官 「東城さんの遺体を損壊している最中に、警察官がドアをノックしたことはありますよね」
星島被告 「はい」
検察官 「何をしていましたか」
星島被告 「左腕を切っていたと思います」
検察官 「何時くらいに来たと思いますか」
星島被告 「(平成20年4月19日)午前2時くらいだと思います」
検察官 「そのときどう思いましたか」
星島被告 「体が凍り付きました。起きているのは確かなので、(玄関先に)出ないわけにはいかないと思いました」
検察官 「出なければなぜまずいと思いましたか」
星島被告 「起きているのに警察官の訪問に出ないのは怪しまれると思いました」

警察官の訪問に応じる決意をした星島被告。検察官は、事件隠蔽の細部まで追及の手を伸ばす。

検察官 「あなたはどういうことにしましたか」
星島被告 「お風呂に入っている芝居をしました。髪を濡らして上半身を裸で応対したと思います」
検察官 「手や足に血は付いていましたか」
星島被告 「洗い流しました」
検察官 「下はジーンズをはいたのですね」
星島被告 「はい」
検察官 「洋室の照明は」
星島被告 「消しました」
検察官 「頭部の入ったビニール袋はどうしましたか」
星島被告 「浴室にしまいました」
検察官 「玄関ドアを開けたとき、玄関には誰がいましたか」
星島被告 「刑事がいました」
検察官 「何人いましたか」
星島被告 「3人くらいだった思います」
検察官 「警察官は最初なんて言っていましたか」
星島被告 「『お風呂に入っていましたか』と言ってきました」
検察官 「その後は何を聞かれましたか」
星島被告 「『女性がいなくなったが、叫び声などを聞きませんでしたか』と尋ねてきたと思います」
検察官 「何と答えたのですか」
星島被告 「『いえ。そんなものはなかった』とシラを切ったと思います」
検察官 「その後は何と言いましたか」
星島被告 「もう眠いので寝ていいですか、といいました」
検察官 「(東城さんの)写真を見せられたのは、(平成20年4月)19日午前2時ごろか昼ごろか覚えていますか」
星島被告 「わかりません」
検察官 「午前2時の可能性もあると」
星島被告 「はい」
検察官 「警察官は918号室(星島被告の自室)に入りましたか」
星島被告 「いいえ」
検察官 「警察官は何と言って帰りましたか」
星島被告 「よく覚えていません」

警察官の訪問に動転したのだろうか。やりとりでは記憶があいまいな部分が目立つ。星島被告の声はボソボソと、今にも消え入りそうだ。

検察官 「警察官が帰った後、玄関を閉めましたね」
星島被告 「はい」
検察官 「玄関を閉めるときに(玄関前の)共用通路が見えたと思いますがどんな様子でしたか」
星島被告 「たくさんの警察官がいて、現場検証しているようでした」
検察官 「現場検証をしている状況を知ってどう思いましたか」
星島被告 「遺体の損壊を早く進めないとと思いました。警察官がたくさん来て、私の部屋を見せろというのも時間の問題だと思いました」
検察官 「切り落とした腕と足はどうしましたか」
星島被告 「ゴミ袋に1本ずつ入れて、冷蔵庫に隠しました」

大型モニターには、冷蔵庫に2本の腕と2本の足が詰め込まれた状態のイラストが映し出された。冷蔵庫いっぱいに折り重なるように押し込められた状態だ。

検察官 「頭部はどうしましたか」
星島被告 「クローゼットの段ボール箱に隠しました」
検察官 「クローゼットの中にパソコンケースがあったのですね」
星島被告 「はい」
検察官 「そこに隠したと」
星島被告 「はい」
検察官 「(パソコンケースに入れた後)頭部の上には何を置きましたか」
星島被告 「緩衝材やほかの部品の箱などを置いてカムフラージュしました」

入念な隠蔽(いんぺい)工作。ただ、その場にあるものを用いるなど場当たり感は否めない。背中を丸めたまま、星島被告は淡々と話す。

検察官 「胴体はどうしましたか」
星島被告 「浴室でゴミ袋に入れて、ベッドの下にあった引っ越し業者の段ボール箱にあおむけにするように入れました」
検察官 「ゴミ袋は二重にしましたか」
星島被告 「二重にして入れました」
検察官 「ゴミ袋の口の部分をどうしましたか」
星島被告 「ガムテープでとめました」
検察官 「浴室から胴体をどのように運びましたか」
星島被告 「浴室から胴体を抱えだして床に置いて、ベッドの下から段ボール箱を引き出し、遺体の胴体を入れてその上に電気毛布を掛けてすぐに分からないようにして元の位置に戻しました」
検察官 「胴体を抱えたとき暖かかったですか」
星島被告 「いいえ」
検察官 「重かったですか」
星島被告 「はい」
検察官 「固かったですか、柔らかかったですか」
星島被告 「わかりません」

東城さんの遺体を抱え、星島被告は何を思ったのか。冷酷な犯罪に検察官の語気も自然と強まっていった。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090114/trl0901141732010-n1.htm

◆証拠隠滅…東城さんの1500円「使った」
ケータイはトイレに

星島貴徳被告が東城瑠理香さんの遺体を損壊し、捨てる前に部屋に隠していた状況についての質問が続く。法廷内の大型モニターには、切断された遺体の胴体部分を隠していた引っ越し業者の段ボール箱の写真が映し出されている。

検察官 「どういう気持ちで胴体を抱えましたか」
星島被告 「早くしないといけないと、それだけで、人を切っているとか…人をバラバラにしているとか、そんなこと考えないようにしていました」
検察官 「箱の中に胴体は入りましたか」
星島被告 「入りました」
検察官 「箱はガムテープでとめたりしましたか」
星島被告 「いいえ。しませんでした」
検察官 「なぜしなかったのですか」
星島被告 「あとで警察官が来たときに、厳しく調べられるだろうと思ったので、自然にみえるように敢えてガムテープでとめませんでした」
検察官 「(ガムテープで箱をとめていると)かえって怪しまれると思ったのですか」
星島被告 「はい」
検察官 「胴体を隠した後、部屋の中を掃除しましたか」
星島被告 「はい」
検察官 「(東城さんを寝かしていた)血まみれのベッドカバーはどうしましたか」
星島被告 「血が落ちなかったので、切り刻んで、(東城さんの)衣服と一緒にコンビニ袋に入れました」
検察官 「カバーを外した後のベッドマットはどうしましたか」
星島被告 「タオルで拭き取れない血がたくさんついていました」

大型モニターにベッドマットが映し出される。空気で膨らませるもので、マットにはたくさんのくぼみがあるのが特徴だ。

検察官 「拭き取れないのはくぼみがあるからですか」
星島被告 「はい、そうです」
検察官 「マットをシャワーで洗った後、どうしましたか」
星島被告 「浴室に乾燥機能があるので乾かしました」

検察官は続いて東城さんの持ち物を星島被告がどのように処分していったかについて尋ねる。

検察官 「東城さんの衣服はどうしましたか」
星島被告 「大きなものは切り刻み、袋に小分けにして遺体の頭を入れた段ボールと同じ所に隠しました」
検察官 「東城さんのバッグの中はみましたか」
星島被告 「はい」
検察官 「どんなものが入っていましたか」
星島被告 「携帯電話とパスポート、化粧品の入ったポーチとシステム手帳です。それにアイポッドと時計があったはずですが気づきませんでした」

星島被告は記憶をたどるという感じではなく、鮮明に覚えているのか細かいものまで淀みなく答える。

検察官 「アイポッドと時計はその時は気づかなかったのですか」
星島被告 「はい」
検察官 「(バッグの中に)住民票はありましたか」
星島被告 「はい」
検察官 「(犯行翌日の昨年)4月19日未明までに英語の書物を見つけましたか」
星島被告 「はい」
検察官 「どんなものですか」
星島被告 「新聞紙のような表紙の本でした。厚みがありました」
検察官 「大きさは」
星島被告 「A6とか…」
検察官 「文庫本よりも大きいものですか」
星島被告 「そうだと思います」
検察官 「厚さはどうですか」
星島被告 「5センチ近くある分厚いものでした」
検察官 「財布の中には何が入っていましたか」
星島被告 「現金とカードがありました」
検察官 「現金はいくらありましたか」
星島被告 「1500円くらいだと思います」
検察官 「その現金はどうしましたか」
星島被告 「後日、使用しました」

月給50万円。金に困ってはいなかった星島被告。お金も「証拠」になると思い隠滅のために使用したのだろうか。

検察官 「カード類はどうしましたか」
星島被告 「細かく切り、ごみ捨て場に遺棄したりしました」
検察官 「化粧品ポーチの中には」
星島被告 「口紅や…薬もありました」
検察官 「システム手帳にはどんなものが入っていましたか」
星島被告 「プリクラが何枚かありました」
検察官 「それから?」
星島被告 「証明用の顔写真もあったと思います」
検察官 「東城さんの名前はいつ知りましたか」
星島被告 「かばんの中の住民票で知りました」
検察官 「携帯電話はこの時どうしましたか」
星島被告 「手元に持っておけば何かに使えると思って、そのまま残しておこうと思いました。その時、住民票の名前の欄と顔写真は後で使えると思って残していました」

13日の初公判で、東城さんの使用していた白い携帯電話の裏に証明写真と「東城瑠理香」と印字された紙片が見つかったことが明らかにされたが、紙片は住民票を切り取ったものだった。

検察官 「携帯電話はどのように使えると思ったのですか」
星島被告 「生きていることを偽装できると思いました」
検察官 「どうすれば偽装できると考えましたか」
星島被告 「きちんとは考えていませんでした」
検察官 「再び電源を入れたら生存を偽装できると思ったのですか」
星島被告 「そうだと思います」
検察官 「その時に使えると思って名前と顔写真を(携帯電話に)貼り付けたのですか」
星島被告 「はい」
検察官 「携帯電話はまずどこに隠しましたか」
星島被告 「はっきりとしませんが、机の上の封筒や書類の中に紛れ込ませ、スーツのポケットにもいれたかもしれません」
検察官 「最終的にはどこに隠しましたか」
星島被告 「勤務先のトイレの排水管の中に隠しました」
検察官 「携帯電話にはアクセサリーがついていましたか」
星島被告 「黒いぬいぐるみがついていました」
検察官 「そういったものはどうしましたか」
星島被告 「切り刻んでコンビニ袋に入れました」
検察官 「その後どうしましたか」
星島被告 「小分けにしてごみ捨て場に捨てました」
検察官 「英語の書物はどうしましたか」
星島被告 「手で細かくちぎり一般ごみとして燃えるごみに出しました」
検察官 「普通に捨てても怪しまれないと思ったからですか」
検察官 「化粧品やアイポッドはどうしましたか」
星島被告 「コンビニの袋に移し替えて、服や小物と一緒にゴミ捨て場に捨てました」

東城さんが愛用していた数々の物までもなんら躊躇(ちゅうちょ)することなく切り刻み捨てていった星島被告。遺体だけでなく、最後まで身につけていた愛用品までも奪われた遺族の気持ちは計り知れない。検察官はここで質問を変える。

検察官 「あなたは東城さんが住んでいた916号室のベランダに入ったことがありますか」
星島被告 「はい」
検察官 「いつですか」
星島被告 「2月の頭だったと思います」
検察官 「どうやって入ったのですか」
星島被告 「ベランダ伝いにです」
検察官 「なぜ行ったのですか」
星島被告 「部屋を整理していて、自分の荷物をどこかに置けないかと考えました」
検察官 「916号室の室内はどんな状態でしたか」
星島被告 「カラでした」
検察官 「東城さんが入居する前ですね」
星島被告 「はい」
検察官 「結局、荷物は置けなかったのですね」
星島被告 「はい」
検察官 「かぎがかかっていたからですか」
星島被告 「はい」

ここで平出喜一裁判長が休廷を宣言、午後4時20分から再開する。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090114/trl0901141739011-n1.htm

◆決断…遺体が隠されている部屋に被告は自ら刑事を招き入れた
12分の休廷を挟んだ午後4時20分、法廷が再開した。星島貴徳被告はゆっくりした足取りで証言台へと向かう。ほおがやや紅潮しているが、相変わらず精気のない顔つきだ。検察側による被告人質問は、東城瑠理香さんを殺害した翌日の平成20年4月19日の行動に移った。

検察官 「あなたは4月19日、仕事は休みでしたね」
星島被告 「はい」
検察官 「何時ごろ起きましたか」
星島被告 「午後だったと思います」
検察官 「起きたのは、何がきっかけでしたか」
星島被告 「チャイムか、ノックです」
検察官 「誰が来たと思いましたか」
星島被告 「警察です」
検察官 「この時、部屋を徹底的に調べられたらどうなると思っていましたか」
星島被告 「逮捕されるとわかっていました」

この時点で東城さんの遺体は、足と腕が冷蔵庫の中に、頭がクローゼットの中の段ボールに、胴体がベッドの下にあった段ボールにそれぞれ隠されていた。

検察官 「それで、あなたはどうしましたか」
星島被告 「玄関で話した後、部屋の中を見てもらって警戒を解こうと思いました」
検察官 「怪しまれないように?」
星島被告 「はい」
検察官 「あなたは、チャイムかノックに、すぐ出ましたか」
星島被告 「着替えていたので少し時間がかかりました」
検察官 「ドアを開けると誰がいましたか」
星島被告 「刑事が2人いたと思います。1人だったかもしれません」
検察官 「マンションの廊下はどういう状況でしたか」
星島被告 「鑑識をしている雰囲気でした。ビニールが敷かれ、足跡を採取している様子でした」
検察官 「刑事は何と言いましたか」
星島被告 「『寝ていましたか?』と言いました」
検察官 「あなたは何と応じましたか」
星島被告 「事件のことを聞かれ、適当に返答して、刑事を部屋に入れました」
検察官 「『部屋を見せてくれ』といわれる前に、自分から『部屋を見てくれ』と言ったのですか」
星島被告 「はい」
検察官 「それは、なぜですか」
星島被告 「そうした方が簡単に(部屋を)見られて、終わるだろうと思いました」

星島被告は遺体を隠した部屋に自ら刑事を招いたと証言した。絶対に見つからないという自信があったのだろうか。しかし結果として、星島被告のもくろみ通りに事は進んでいくことになる。

検察官 「刑事は冷蔵庫やクローゼット、ベッドの下の段ボールは見ましたか」
星島被告 「見ませんでした」
検察官 「浴室は」
星島被告 「見ました」

浴室はこの日の未明、東城さんの遺体を運び、包丁などで解体をした場所だ。

検察官 「刑事は、何かに気付きましたか」
星島被告 「いいえ。きれいに洗って掃除しましたから。筋肉や血の筋がないようにしました」
検察官 「この時、刑事から写真を見せられましたか」
星島被告 「はい」
検察官 「どんな?」
星島被告 「東城さんがエレベーターに乗っている写真でした」
検察官 「その時、誰かわかりましたか」
星島被告 「わかりませんでした」
検察官 「覚えてなかった?」
星島被告 「はい」

星島被告は自ら拉致、殺害した東城さんの顔の記憶がないと証言する。これまでの証言内容や行動からは、星島被告は冷静に証拠隠滅などを行ってきた印象があった。しかし、この証言が事実なら、犯行時・犯行後ともに、かなり動揺していたことがうかがえる。

検察官 「それで、あなたはどう考えましたか」
星島被告 「最初に(東城さん宅の)916号前で見た人と違うと思いました」
検察官 「それで、刑事に何と言いましたか」
星島被告 「(写真は)『本当に916号室の人ですか、私がみた人と違いますが…』と答えました」
検察官 「刑事は何と言いましたか」
星島被告 「『あなたがみたのは、お姉さんの方ではないか』と言いました」
検察官 「どう思いましたか」
星島被告 「『2人で暮らしていたのか。それであんなに早く警察が来たのか』と、前日夜の事が一度にわかりました」

この時点で、星島被告は初めて、東城さんが姉と2人暮らしだったことに気付いたという。

検察官 「ターゲットは本当は誰でしたか」
星島被告 「お姉さんの方だったと思います」
検察官 「お姉さんが先に帰宅していれば、お姉さんを拉致しましたか」
星島被告 「そう思います」
検察官 「おそらく殺していましたか」
星島被告 「そう思います」

傍聴席にいる遺族らを前に、星島被告はためらう事なく言い切った。

検察官 「刑事は何分くらいで帰りましたか」
星島被告 「20分くらいだと思います」
検察官 「部屋はざっと見ただけですか」
星島被告 「はい」

続いて検察側は、星島被告が外出した理由について問いただした。

検察官 「19日の午後、あなたは外出しましたね」
星島被告 「はい」
検察官 「何時ごろですか」
星島被告 「3時か4時ごろです」
検察官 「何のために外出したのですか」
星島被告 「靴を買うためです」
検察官 「なぜ、靴を買おうと思ったのですか」
星島被告 「マンションの通路で鑑識が足跡を採取していると思ったので、普段はいていた靴を処分して、新しいのを買えば、普段はいていた靴の持ち主が不審者ということになると考えました」

指紋や血痕の払拭のほかにも、新たな証拠隠滅工作を証言した星島被告。東城さんの顔も覚えていないほど動揺していた一方で、こうした行動は冷静そのものだ。

検察官 「どこに買いに行ったのですか」
星島被告 「豊洲のホームセンターの2階の靴屋です」
検察官 「マンションの1階はどういう様子でしたか」
星島被告 「刑事がたくさんいました」
検察官 「何をしていると思いましたか」
星島被告 「現場を調査していると思いました」
検察官 「マンションを出るとどんな様子でしたか」
星島被告 「マスコミがたくさんいました」
検察官 「それで、どうしましたか」
星島被告 「取材に応じないと不自然かと思い、インタビューに答えました」

この時の映像は、星島被告の逮捕後、報道各社が何度も報じている。

検察官「どんな事を話しましたか」
星島被告 「『刑事に写真を見せられた』とか『(東城さんは)ホステス風に見えた』とかです。『事件の事は何も知らない』と適当な事を言いました」
検察官 「どういう態度でインタビューに応じたのですか」
星島被告 「怪しまれないように、普通を装いました」
検察官 「あなたはカメラの前で笑ったりしていましたよね」
星島被告 「…そんなこともありました」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090114/trl0901141758012-n1.htm

◆“心理戦術”にはまった捜査員…遺体が入った段ボールは調べず
東城瑠理香さんが行方不明になったとの通報を受けた警視庁の捜査員が、痕跡をたどろうと足跡採取などの鑑識作業を進めるのを見た星島貴徳被告は、捜査かく乱をねらって近くのホームセンターに新しい靴を買いに、事件後初めて外出した。マンション出入口で見たのは、大量に導入された捜査員と群がるマスコミだった。

星島被告は、東城さん殺害後、遺体を切断。頭と胴体、手足など大きな部位は段ボールに入れ、冷蔵庫やクローゼット、ベッドの下に隠していた。

検察官 「マスコミや捜査員がいたのを見て、あなたはどう思いましたか?」
星島被告 「今の大きさのままでは(頭や手足、胴体を)到底、外に持ち出せないと考えました」
検察官 「では、あなたはどうやって死体を運び出して捨てようと思ったのですか」
星島被告 「もっと細かくすれば、トイレから捨てられるだろうと思いました」

ここで、星島被告がホームセンターで購入したという黒の革靴の写真が大型モニターに映し出される。

検察官 「この靴以外に購入したものはありませんでしたか?」
星島被告 「ゴミ袋やバスタオルを買ったかもしれません」
検察官 「ほかにも洗浄剤を買ったのではありませんか?」
星島被告 「買ったかもしれません」

星島被告は東城さんの遺体の一部を細かくしてトイレに流すなどしていた。

検察官 「どんなものでしたか」
星島被告 「パイプの詰まりをのぞくものです」
検察官 「なぜ、買ったのですか」
星島被告 「排水溝に(遺体の一部などが)残り、汚れて臭いを出すのではないかと考えました」
検察官 「それ(臭いで)で犯行が発覚するのを恐れたのですね」
星島被告 「そうだと思います」

証拠隠滅や捜査かく乱のための道具をホームセンターでそろえて帰宅した星島被告。自室に戻ろうとする9階のろう下で、東城さんの姉と遭遇したという。

検察官 「9階に戻ってきたときに、だれかと会いましたね」
星島被告 「イスに座って、うつむいている(東城さんの)お姉さんを見ました」
検察官 「(お姉さんは)腕に何かつけていましたか」
星島被告 「『立会人』という緑の腕章をつけていました」
検察官 「3月に一度、916号室の扉の前で見かけた女性と思ったのですね」
星島被告 「はい。この女性だと思いました。これがお姉さんで、状況から他に可能性がないと思いました」
検察官 「(お姉さんは)どんな様子でしたか」
星島被告 「うつろでした。周りが見えないというか、神経が衰弱しているというか。そんな感じでした」
検察官 「あなたはお姉さんの様子を見て、どう思いましたか?」
星島被告 「…。『もう殺してしまっている。帰らないことは分かっている』。そんな自分の不安が気づかれやしないかと怖くて逃げるように自分の部屋に戻りました」

妹の帰りを信じて疑わず、しょうすいしながらも警察の捜査に協力している東城さんの姉の姿も見てもなお、自分の事しか考えなかったという。

検察官 「もちろん(お姉さんに)謝ることもしなかったのですね」
星島被告 「はい」
検察官 「謝ろうとも思っていませんでしたね」
星島被告 「はい」

神隠し−。マンションの防犯カメラに東城さんの帰宅する様子が映し出されていながら、連れ出される様子が映っていなかったことから、そう呼ばれた事件。当初から東城さんはマンション内に監禁されている可能性があることが指摘されていた。警視庁は遺体が粉々に解体される前に見つけることはできなかったのか。検察官は核心部分の追及に入る。

検察官 「(犯行翌日の昨年4月)19日と、翌20日の夕方に警察官が(星島被告宅に)聞き込みに来ましたね」
星島被告 「はい」

捜査員は、聞き込みの際に、星島被告宅の室内を調べていた。

検察官 「胴体が入った段ボールはベッドの下に置いていましたね。ベッドの下に他に段ボールはありましたか」
星島被告 「はい」
検察官 「警察官はどの段ボールを調べましたか」
星島被告 「一番右側(手前)の段ボールをあけました」
検察官 「そこには何が入っていましたか?」
星島被告 「CDやゲーム機です」
検察官 「そのときにあなたは警察官に何か言いましたか」
星島被告 「『こちらの段ボールも見ますか』と(胴体が入っている)段ボールを示しました」
検察官 「なぜ、そう言ったのですか」
星島被告 「あえて言えば(捜査員が)気力をなくすだろうと裏をかきました」
検察官 「その際、警察官はどんな反応でしたか」
星島被告 「『いいえ結構です』といいました」

捜査員は星島被告の心理戦術にはまり、段ボールを開けることはなかったという。では、頭が入れられたクローゼットのパソコンの空き箱や折り曲げた手足を入れた冷蔵庫は調べなかったのか。

検察官 「浴室は、どの程度調べたのですか」
星島被告 「天井裏まで見たと思います」
検察官 「クローゼットは開けましたか」
星島被告 「開けたと思います」
検察官 「(頭が入れられた)パソコンの空き箱は見ましたか」
星島被告 「見ていませんでした」

結局は、マンション内での監禁を疑いながら、同じ階の住民である星島被告宅を捜査員は細部に至るまで調べることはなかった。

検察官 「(捜査員に室内を調べられている際)あなたは、どういう心境だったのですか」
星島被告 「冷静を装おうとしていました。協力し、何もあやしくないようにしていた」

捜査員が帰った後、星島被告は19日夜に事件の報道を初めて見たという。その報道は、23歳のOLが行方不明になり、自宅から血の跡が見つかったことが流されていた。

検察官 「報道をみてどう思いましたか」
星島被告 「危険だと。まだ血が残っていたのかと思いました」
検察官 「自分が疑われるのは時間の問題だと思ったのですね」
星島被告 「はい」

捜査員に何とか見つからなかった遺体をどう処分しようとしていたのか。

検察官 「肉はトイレに流すとしても、骨はどうするつもりだったのですか」
星島被告 「バラバラにして、どこかに捨てなければならないと思いました」
検察官 「どんなことを考えましたか」
星島被告 「かばんに入れて、どこかへ捨てようと考えました」
検察官 「どんなかばんですか」
星島被告 「少しの大きめのかばん…。通勤用の緑色のかばんで、少しずつ外へ持ち出していけば大丈夫だろうと思いました」
検察官 「『大丈夫』というのは、警察に見つからないということですか」
星島被告 「はい」
検察官 「この日は何を解体したのですか」
星島被告 「足と手を…。バラバラにしました」
検察官 「なぜ、頭や胴体からやらなかったのですか」
星島被告 「頭には抵抗があったし…」
検察官 「それはなぜですか」
星島被告 「顔があるし…。胴体は内臓があるから…」
検察官 「一番、心理的抵抗の少ない手と足から解体することにしたのですね」
星島被告 「はい」

ここで、裁判長が閉廷を告げた。審理が長時間に及んだためか、星島被告の顔は上気したように赤くなっている。刑務官に腰縄をつけられると、静かに法廷を後にした。

19日には東京地裁で午前10時から第3回公判が開かれ、検察側、弁護側双方による被告人質問が行われる予定だ。東城さんの遺体をより細かく損壊した経緯などを明らかにするとみられる。これまでの捜索で見つかったのは、遺体のごく一部で、残る部位の遺棄方法も焦点になる。    
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090114/trl0901141826013-n1.htm


shadow9 | COM(6) | T B(1) | ・裁判
※この記事へのコメント

残忍な犯行を再現することは、ご遺族にとっては辛く苦しいことだろうね。

しかし、これが犯罪の現実。
裁判員制度が始まれば当然こういう再現もある。
残酷な写真はイラストにするようだが。

特に、死んでしまった被害者には人権はないだの、被害者の苦痛は一時的だの、被告の命が第一などという似非人権派にはこういう人間としての尊厳を踏みにじられる凶悪犯罪の生の現実を目を見開いて見るがいい。
Posted by 目玉おやじ at 2009.01.14. 23:04
忽然と消えた謎の事件なんて騒いでいたけど、
結局、一番疑わしい人間が犯人だったということで、
任意だからとはいえ捜査員の捜索が雑だったということになるなあ。
こうして被告側からの証言を見ると、生存した状態での発見の可能性もあったかもしれないし、少なくとも、骨片や肉片しか残らないということにはならなかったように思う。

マンション内の人間が女性を監禁しているのではという疑いは早くからあったのに、まさかすぐにバラバラに切断しているとは思わなかったのか。
しかし、残酷凄惨なことですね。

Posted by 閻魔大王 at 2009.01.14. 23:42
目玉おやじさん
閻魔大王さん
こんばんは。

血生臭い法廷になりましたが、
これが凶悪犯罪の現実。

被害者を置き去りにして、被告の命、被告の人権と言う似非どもは、理不尽に殺害された被害者の無念と恐怖の断末魔の呻きを直視せよ。
人間の尊厳を踏みにじられて肉片、骨片にされた血の叫びを聞いてみよ。
その様を聞くご遺族の血の涙を知れ。

星島は「絶対に死刑だと思います」と叫んだようですが、
この男には欺瞞が見える。
反省、謝罪、死をもって償うという言葉は、
己の死刑への恐怖でしかない。
この男は、死刑が確定したとき、日々執行の恐怖には耐えられまい。
しかし、それは己が犯した罪の報い・・・・。
Posted by shadow9 at 2009.01.15. 01:17
これは初動捜査がうまくなかった、、、。
これからきっとこういう犯罪が出てくるだろうから警察は相当気をつけないといけない。
後から言っても遅いが、突然消えて、外に出た形跡がないのは明らかだったのだから、もう少し踏み込んだ捜査が必要だった。
残念。
Posted by イタチ at 2009.01.15. 03:45
読んでてこんな事ってあっていいの?って震えてきます。そしてものすごく自分勝手で腹が立ちますね。拉致してから殺してしまうまで早かったけど、警察ももう少し踏み込んだ捜索をしていれば、生きて見つかったかもしれないと思うと悔しいですね。結局強姦はなかったとかいろいろ言っても死刑しかあり得ないです。
Posted by mayayuko at 2009.01.15. 18:04
イタチさん
mayayukoさん
こんばんは。

結果論になってしまいますが、東城瑠理香さんが姿を消した後、マンション内に監禁されている可能性が高まったとき、当時の報道では、マンション内すべての部屋を徹底的に調べたとありました。
しかし、その時点ではまだ解体してるとは思っていなかったのではと思われますね。
だから捜索も手抜かりがあったと見られてしまう。
まあこれも結果論。

星島も妄想が膨らみすぎて、いざ現実の世界ということになると、気負いばかりで行動が着いてこず。

犯罪を隠すには、遺体を隠すことが第一。
凄惨で残忍ですが、それは犯罪者の当然の心理でしょう。
あの三橋歌織や武藤勇貴も、星島ほど細かく砕くことはしなかったとしても、同じように遺体をバラバラに切断、武藤勇貴は一部を冷蔵庫やクローゼットに隠していた。
やつらは、記憶にないだとか精神疾患を装い、法廷で明らかにすることはなかったけれど、星島ほどではなくても同じことをやっているわけです。

この裁判は、検察がどこまで強い意志で極刑の道へ追い詰めていけるかということになるのでしょうね。
Posted by shadow9 at 2009.01.16. 00:33
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Tracked: 2009-01-15 16:47