1996年7月7日午後1時50分ごろ、群馬県太田市のパチンコ店で、両親と一緒に来ていた横山ゆかりちゃん=当時(4)=が行方不明となった。
店内の防犯ビデオに、パチンコをせずに店内を約15分間歩き回る不審な男が写っていた。男は店内の長いすでゆかりちゃんの隣に座り、店の出口方向を指さしながら、話し掛けていた。県警は防犯ビデオの映像を公開し、重要参考人として男の行方を追っている。
足利事件と女児不明事件の不審者
足利事件で、松田真実(まつだ・まみ)ちゃん=当時(4)=が行方不明になった時間帯に女の子連れの不審な男を目撃した元美術教諭の女性(52)が21日までの共同通信の取材に、96年7月に群馬県太田市内のパチンコ店で横山ゆかり(よこやま・ゆかり)ちゃん=当時(4)=が行方不明になった事件(未解決)で防犯ビデオに写った男について「足の運び方や姿勢がよく似ている」と証言した。
菅家利和(すがや・としかず)さん(62)=再審請求中に釈放=が91年に逮捕、服役させられたため、両事件の関連性について捜査されたことはない。女性の証言は、両事件を結び付ける可能性もある。
女性は目撃した男と女の子の様子をスケッチで再現。90年の足利事件発生当時、県警にもほぼ同じスケッチを提供したという。
女性は90年5月12日午後6時40分ごろ、栃木県足利市の渡良瀬川河川敷で女の子連れの男を目撃。男は河川敷を真っすぐに横切り、川の方向に向かった。女性は県警に「男は35〜45歳、身長165センチくらい。女の子は赤っぽいスカート」と証言。真実ちゃんは当日、赤いスカートをはいていた。
菅家さんの公判資料によると、同時間帯にすぐ近くでゴルフ練習をしていた男性も、同一人物とみられる男を目撃。女性が描いたスケッチを見て「よく描けている」と当時、証言した。◇1996年に群馬県警が公開した横山ゆかりちゃんが行方不明になったパチンコ店の防犯ビデオに写っていた男のイラスト
一方、96年7月7日、太田市のパチンコ店からゆかりちゃんが行方不明になった事件では、店内を物色するように歩き回る不審な男の姿が防犯カメラに写っており、群馬県警が映像を公開。男は身長158センチくらい、黒い帽子にサングラス。ジャンパー姿で、肩をいからせて歩いていた。
女性は映像の男について「サッサッサと歩くテンポや、背筋を伸ばして歩く様子がそっくり。全体の雰囲気もよく似ている」と話した。
女性の目撃情報は事件当時、捜査本部も重要視したが、菅家さんから「真実ちゃんを自転車に乗せて連れて行った」との“自白”を引き出してからは「無関係」とされた。
女性が目撃した男と、ゆかりちゃん事件の映像の男はともに名乗り出ていない。群馬県警は映像の男を「事件の重要参考人」と位置付け、行方を追っている。
(以下略)
(2009/6/22 中国新聞)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200906210253.html
1996年7月7日午前10時半頃、横山保雄さん・光子さん夫妻は、長女ゆかりちゃん(当時4歳)と次女(当時7ヶ月)を連れて太田市の国道354線沿いにあるパチンコ店「パチトピア」(現・パーラーフレンド)にやってきた。「七夕感謝デー」なる葉書を見て、来店したのである。店内の景品コーナーの前を通りかかった時、保雄さんはゆかりちゃんの好きな花火を見つけて、「とってやる」と話している。ゆかりちゃんも喜んで楽しみにしていたという。そして次女を背負った光子さんと保雄さんはそれぞれ一列ちがいのパチンコ台についた。その間、ゆかりちゃんは暇つぶしに店内をうろうろ散策して遊んでいた。両親のいるパチンコ台の方に来たり、景品コーナーで品物を眺めていたりしている。
正午ごろになって、光子さんは店内で弁当を買い、ゆかりちゃんと次女を連れて駐車場の車内で昼食をとった。しかし、この時、ゆかりちゃんはあまりお腹がすいてなかったのか、少し食べただけで「いらない」と言った。
光子さんは午後からも同じようにパチンコを始めたが、しばらくしてゆかりちゃんが「もう一度食べたい」とパチンコ台の方にやってきた。そこで光子さんはゆかりちゃんを出入り口付近にある長椅子に座らせ、そこで弁当を持たせた。午後1時40分頃、保雄さんは長椅子に座っているゆかりちゃんを見ている。
しばらくすると、ゆかりちゃんは光子さんのところにやってきて、「・・・・のおじちゃんがいるよ」と言った。この時の声は店内に鳴り響く電子音にかき消されよく聞き取れなかったという。「おじちゃん」という言葉だけ理解できた光子さんはゆかりちゃんに「ちゃんと座っててね。」、「ついてっちゃだめよ」と言った。
午後1時50分頃、光子さんがゆかりちゃんの姿が見えないのに気づく。ゆかりちゃんが座っていたはずの長椅子にはジュースと食べかけのおにぎりが残されていた。
「ゆかりがいない」
光子さんの言葉に保雄さんは表へ飛び出した。駐車場、国道などを捜したがゆかりちゃんの姿は見えず、近くの交番に駆け込んだが、交番のなかに誰もいなかったため、太田署に「子供がさらわれた」と通報した。午後2時10分のことである。〈 カメラに映った男 〉
やがて捜査を続けるなかで、目撃証言よりも重要な手がかりになりそうなものが店内の防犯カメラに映っていた。たびたびメディアでも公開されている「サングラスの男」である。
男は事件当日の午後1時27分ごろ店に入ってきた。身長は158cm前後、白っぽいシャツ、(夏だというのに)肩の部分にラインが入っ黒いたジャンパー、裾をしぼったニッカーポッカ風のズボンをはいており、サンダルと帽子とサングラスを身に着けていた。歩き方が特徴的で、がに股で、左の脇を絞めるような姿勢をとっていた。
男はまず、店の奥の目立たない場所にあるトイレに寄ったと思われる。約3分後、トイレから出てきた男は、店内を徘徊し始めた。台の前で止まる訳でも、両替したり、カードを購入するわけでもなかった。ちょうどこの時、景品コーナーの前でゆかりちゃんとすれ違っている。
1時33分、ゆかりちゃんの座っていた出入り口付近の長椅子に座った。ゆかりちゃんの右隣の男はしばらくタバコを吸い、ゆかりちゃんの真ん前にある灰皿を手を伸ばして使っている。やがて、男はゆかりちゃんに話しかけるようなそぶりを見せ、右手で3回店内の外を指差した。話しかけられたゆかりちゃんはワンピースの裾を手で持ってひらひらさせている。これは何か困ったような、迷ったような時に子供がする仕草だという。
1時42分、男はゆかりちゃんを残して席を立った。結局、男はパチンコ店に入った15分ほどのあいだ、トイレを使用したり、タバコを吸っただけで、店をあとにしている。ゆかりちゃんはその後、両親の元に行き、前述した通り「・・・のおじちゃん・・・」と話している。そして1時45分頃、ゆかりちゃんは出口方面に向かった。しかし、出入り口付近はカメラの死角となっていたため、店を出る2人の姿は映っていなかった。オワリナキアクム
「横山ゆかりちゃん行方不明事件」抜粋
http://yabusaka.moo.jp/yokoyamayukari.htm
ポリスチャンネル
白昼の死角 〜横山ゆかりちゃん略取誘拐容疑事件〜
http://www.police-ch.jp/video/16/000412.php
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